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これが、ハブラシの毛先を加工する技術の第一歩でした。単に歯をみがくという行為からハグキも含めたケアへ、ハブラシが大きく飛躍した瞬間とも言えそうです。
「切りっぱなしになっていた毛先を丸くするということで、"先丸加工"と呼ばれています。グラインダー(やすり)で削って丸くするんですね。おそらくこの加工がされ始めて数十年たちますが、現在でもハブラシのほとんどに使用されています」
以降、日本のハブラシ業界は、消費者や歯科医の声に耳を傾けながら発展していきます。
「消費者の方が歯医者さんへ行くと、“歯と歯の間にみがき残しがあるから、この部分をよくみがくように”と言われるわけです。では、“みがき残し”をどうやって解決しようかということになって、いろいろな工夫が生まれました。代表的なものに毛束を山切りにしたハブラシや、毛束の凹凸にこだわったものなども発売されました。そこからさらに進化して、毛一本一本について考えられるようになっていったのです」
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