ドラッグストアやスーパーではさまざまなタイプのハブラシに並んで、最近では電動ハブラシもごく普通にディスプレイされています。テレビCMなどの効果によって、電動ハブラシは一般にも急速に浸透してきました。 そこで今回は、おなじみのサンスター本社研究所の櫻井さんに、電動ハブラシについてお話をうかがいました。
そもそも電動ハブラシは、障害などがあってハブラシがうまく使えない人や、手先が不器用だったりして歯をうまくみがけない人たちのために開発された商品だったようです。 日本では1965年頃に某電機メーカーから発売されたのが最初。当時のお金で3000円台、給料の何分の一かという高価な商品だったといわれています。
サンスターのG・U・Mのブランドではじめて電動ハブラシを発売したのは91年のことですが、当時は電機メーカーのM社が市場の80〜90%のシェアを占めていました。 M社はブラシの動きが速いもの(振幅3mmで1分間3,000ストローク)を目指していたわけですが、ウチのほうでは同じ電機メーカーのT社と共同で開発するに当たり「速ければほんとうにいいのか?」という単純な疑問(*)が生じました。いろいろと実験した結果、M社より遅いスピード(振幅3mmで1分間2,000ストローク)が望ましいという答えが出たんです。 それは発売するやユーザーにも理解していただけたようで、30%近くのシェアを獲得することができました。 ただこのストローク数という課題の答えは1つではありませんでした。 この春、サンスターのG・U・Mでも音波式といって、振幅0.5mmで1分間10,000ストロークを超える超高速の電動ハブラシを発売しました。
サンスター 本社 櫻井さん 2色成形技術、フィラメント開発など、数々の研究開発に携わる一方、世界各地を旅してハブラシを収集。サンスター社内でも、ハブラシのことなら櫻井さんに聞け、と言われるほど、ハブラシの知識・技術に精通。Mr.ハブラシの異名をとる。現在の研究テーマは「新規フィラメント開発等」 このコンテンツに関するお問合せはこちら