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歯偏を部首にした漢字は、教育漢字では「歯」の1字だけです。漢字の成り立ちを調べると、もとの字は「齒」。下の部分は、開いた口の中に歯がならんでいる象形文字でした。これにさらに漢字の音゛シ″という読み方を示す『止』を組み合わせて、「歯」という字が作られました。
歯という漢字は、口の中にあって、物をかむ役目をするものをあらわします。また、成長につれて歯がぬけかわり、かけ落ちることから、歳の意をあらわすこともあります。
歯偏を部首にした常用漢字に「齡」という漢字があります。この字は、歳の意味をあらわす「歯」と「レイ」という読み方を示す『令』とが組み合わされています。古代中国の人たちは、歯の状態が人間の成長過程や歳をとってゆく姿をあらわすとして、年齢の「齢」という字に歯偏をつけたのです。当時、まだ近代歯科医学の知識がなかったことを考えると、彼らの深い観察力と知恵の深さには、感心させられます。
歯の旧漢字「齒」を部首にした漢字

「齧歯(ゲッシ)」、「齲歯(ウシ)=ムシ歯」、

「齟齬(ソゴ)=くいちがう意味の漢語的表現」、

「齷齪(アクセク)」、「噛む」など
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