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熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)に詣でるための道として知られ、世界遺産にも認定された熊野古道。その熊野古道にある九十九王子社のひとつ、水呑王子のそばの祠に、歯痛地蔵があります。
その昔、このあたりは近くに歯医者さんがなく、どんなに歯が痛くなっても、歯医者さんに診てもらうのは大変なことでした。泊まりがけで出かけなければ治療はできなかったのだそうです。そこで、せめて痛みだけでもなんとかしてもらおうと、この歯痛地蔵にお参りするようになったのだとか。江戸時代からあるという歯痛地蔵は、お参りをすると痛みが軽くなるといわれ、人々に親しまれてきました。
歯痛がご神徳の神社は、熊野古道だけでなく日本各地にみられ、多くの人々に慕われています。また、この歯痛地蔵のそばには腰痛に効くといわれているお地蔵様も祀られています。日本人にとって神社やお地蔵様は、お医者様と同じくらい身近な存在だったようです。
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